- 低温調理に使うポリ袋の選び方を知りたい
- おすすめのポリ袋を教えて!
このような疑問にお答えします。
低温調理で使うポリ袋は40~80度ほどの温度にさらされるので、ある程度の耐久性がないと破れたり溶けてしまうことがあります。
そのため、ポリ袋選びは結構重要です。
本記事では「ポリ袋の選び方」と「おすすめのポリ袋」をご紹介します!
結論からお伝えすると100度に耐えられて厚みがあり、ジッパー付きのものがベストです。特別なこだわりがなければジップロックフリーザーバッグにすれば間違いありません。
鶏むね肉1枚程度ならMサイズを、ブロック肉など大きめの食材を調理するならLサイズがぴったりです。


低温調理用ポリ袋の選び方

ポリ袋選びでは次の3点に気をつけると失敗がありません。
- 耐熱・耐冷温度
- ポリ袋の厚み
- ジッパーつき
耐熱温度と厚みは必須なので必ず確認するようにしてください。
一方でジッパーは調理しやすくするためのものなので、使ってみて不要と感じた方は無視で大丈夫です。
耐熱・耐冷温度
次の条件を満たしていると安心。
- 耐熱温度:100度以上
- 耐冷温度:-20度以下
お肉の低温調理では60度前後なので100度もいらないのでは?と感じるかもしれません。
確かにその通りなのですが、低温調理器の設定ミスや誤作動の可能性も考えておくべきかと思います。
例えば低温調理器のレビュー欄を見ると、低温調理器の誤作動でお湯が沸騰していたという事例もあるようです。
逆に水の沸点は100度なので、それ以上の温度に耐えられる必要はありません。
低温調理後に冷凍保存したい場合は、耐冷温度にも気をつけましょう。
一般的な冷凍庫は-20度程度なので、これに耐えられれば十分です。
なお、低温調理のストックは方法を間違えると食中毒のリスクも上がるので、『家庭料理の大革命 低温真空調理のレシピ −ストック編−』のような書籍情報をあたるのが良いと思います。

ポリ袋の厚み
ほどよい厚みがあるのが理想で、厚すぎても薄すぎても良くないです。
- 厚すぎる:空気を逃すのが大変
- 薄すぎる:破れやすい
僕がこれまで試してきた中では、だいたい0.05mm程度だとバランスが良いと思ってます。
ジッパーつき
ジッパーがついていると調理がとてもラクになります。
特に水槽にポリ袋を沈めて空気を抜くとき、ジッパーなしのものに比べてポリ袋の形が崩れないのでとても快適です。
とはいえ低温調理を実践している方を見渡すと、ジッパーなしをお使いの方も一定数いらっしゃいます。
とりわけワタナベ工業のお料理パックは低温調理界隈で愛用者が多く、お値段はジップロックの半額ほどと激安。
お料理パックはウェーロックのクリップとの組み合わせが定番です。



ジップロックフリーザーバッグがおすすめ

いろいろ試してみた結果行き着いたのが、ジップロックフリーザーバッグでした。
スペック
スペックは以下の通りで、低温調理で使うのに最適。
- 耐熱温度:100度
- 耐冷温度:-70度
- ジッパー:あり
- 厚み:0.06mm
性能面で心配ないのはもちろん、何より使いやすいんですよね。
他のポリ袋も試したりもしましたが、結局これに戻ってきてしまい3年ほど使い続けています。
価格がちょっと高めなのがデメリットですが、1枚あたり10円とかの話なので僕は気にせず使い続けています。


サイズの選び方
二種類のサイズがあり、目安としては次です。
- Mサイズ:鶏むね肉1枚が入る大きさ
- Lサイズ:ブロック肉などの大きめの食材用
普段調理する食材のサイズ感に合わせて選べばOKです。
ちなみに僕は常時Mサイズを3箱くらい・Lサイズは1箱くらいストックしています。
業務用Mサイズだと120枚も入ってますが、意外とすぐに無くなります。
他社製のポリ袋と比較
Amazonで手に入るポリ袋を性能比較しました。
まず耐熱温度が書かれているのは、ジップロックとお料理パックだけでした。
お料理パックは安いもののジッパーがないので空気を抜くのに苦労します。これが気にならなければお料理パック一択でしょうね。
とはいえ、バランスが取れているポリ袋は?と聞かれたらやっぱりジップロックというのが僕の答えです。
まとめ:迷ったらジップロックフリーザーバッグを!

低温調理用のポリ袋は耐熱温度が100度以上で程よい厚みがあり、ジッパー付きのものがおすすめ。
これらを満たさないと破れてしまったり、ちょっと扱いにくさを感じてしまいます。
これを踏まえると、やっぱりジップロックフリーザーバッグが最強です。
耐熱温度はもちろん-70度まで耐えられるので低温調理後の保存も問題なしですし、厚みも適度でジッパーつきなので空気が抜きやすい。
僕自身も3年ほど使い続けていますが、やっぱりこちらが一番おすすめです。



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