- 自宅にある容器が低温調理に使えるか知りたい!
- 新しく低温調理用のコンテナを新調しようと思っている…
- おすすめのコンテナを教えてほしい
低温調理では必需品のコンテナ(ナベ、容器)ですが、60度〜80度くらいのお湯が入るのでどんなものが良いのか迷いますよね。
壊れなくて深めの容器ならなんでもOKなのですが、それだけではちょっと説明として乱暴なので以下を解説していきます。
- コンテナ選びのポイント
- おすすめのコンテナを紹介
バケツから寸胴鍋まで試してきた僕が、できるだけ丁寧に解説します!
僕のおすすめはアスベルキッチンボックスF-35です。見た目にこだわらなければこれがベストだと思います。

低温調理用コンテナ選びのポイント

コンテナ選びのポイントは次の4点です。
- 深さ:15cm以上
- 容量:5~12リットル
- 厚み:できるだけ薄いもの
- 耐熱:100度に耐えられるもの
それぞれ解説していきます。
15cm以上の深さ
最低でも15cmほどの深さは欲しいところです。
というのも低温調理器は縦に長いので、コンテナの高さがないとそもそも低温調理器がセットできないこともあります。
そしてほとんどの低温調理器は基準の水位を下回ると動作が止まるので、お湯が蒸発して水位が下がってくると調理が失敗してしまう恐れもあります。
そんなわけで最低限の深さはあったほうが安心して調理できます。
なお、以下の低温調理器はすべて試しまして15cmあれば余裕を持って調理できることを確認しました。
これまで使ったことがあるコンテナ
- BONIQ(初代)
- BONIQ Pro
- BONIQ 2.0
5~12リットル程度の水量
水量は多すぎても少なすぎても弊害があります。
不適正な水量の弊害
- 水量が多すぎ:加熱に時間がかかる
- 水量少なすぎ:水温が安定しない
大体2人前を作るなら5リットル前後で十分ですし、4人分以上を作る場合はスペース的にもう少し欲しいかなと言ったところです。
あとはお使いの低温調理器のワット数によって水量を検討してもても良いと思います。
旧式の600W位のものだと水量12リットルだとすごく時間がかかるので、5リットル以上かつ必要最低限の水量で調理するのがおすすめです。
できるだけ薄いもの
できるだけ厚みがないものがおすすめです。
低温調理器をコンテナにくっつけるときはクランプという部品やクリップで固定するので、厚みがありすぎると設置がうまくいきません。
深いナベなら問題なしですが、クーラーボックスや発泡スチロール製の保冷箱などは分厚いものもあるので注意が必要です。
補足1:コンテナのフタは基本的に不要
僕はフタは不要だと考えています。
フタが不要な理由
- 60度前後ではほとんど蒸発しない
- もともと低温調理器の電気代は安い
- フタについた水滴の処理が面倒
フタをつける目的は、電気代節約と蒸発を防ぐことの二つだと思います。
まず実際に低温調理器の電気代を計測したところ、どの機種でも1時間あたり10円前後でした。そもそも電気代は安いんですよね。
そして、低温調理でよく設定する60度付近だと水はほとんど蒸発しません。
実際にフタをつけてみると、フタについた水分を拭き取る手間も増えるのであまりいいことはありませんでした。
一点例外を挙げるとするなら、スネ肉などの24時間以上の加熱をしたいとき。
この場合はできるだけ蒸発を防ぐためにフタをつけるのは意味があると思います。
補足2:コンテナの代用品
これまでご説明した要素(深さ・容量・厚み・耐熱)さえ気をつければ、どんな容器を使っても大丈夫です。
実際、僕もどうしても容器がない場合にはプラスチックバケツを使ってヨーグルトを作ることもあります。
低温調理におすすめのコンテナをご紹介!
おすすめは次の3種類です。
- アスベルキッチンボックス F-35
- 無印良品 両手鍋 約6.0L
- BONIQ純正コンテナ
前半2つは今も僕が満足して使っているもので、後半の2つはメーカー純正なので間違い無いだろうという理由からご紹介しています。
アスベルキッチンボックス(F-35)

一番のおすすめがこちらのアスベルキッチンボックスです。
メリットは以下の通り。
- 4人分程度なら余裕の容量
- 耐熱温度は110度
- 1,000円程度の圧倒的なコスパ
見ての通りただのプラスチック容器なので、キッチンに置くと多少浮きます。(笑)
でも見栄えさえ気にならなければ使いやすくてコスパの良い優良商品です。
何より僕が3年以上愛用しているコンテナなので、自信を持っておすすめできます。

無印良品 両手鍋 約6.0L

無印良品の両手鍋は、2人分くらいの食材をさっと調理するときに使ってます。
- 2人分程度の少人数分調理にぴったりな大きさ
- キッチンになじむビジュアル
- 深さや容量がちょうど良い
アスベルキッチンボックスほど大きくないのでキッチンの圧迫感がなく、水量も控えめで水温がすぐに上がるのが嬉しいポイント。
もちろん低温調理以外にも使えますし、キッチンにおいても違和感がないです。

BONIQバルクアップコンテナー
BONIQには純正のバルクアップコンテナが用意されています。
- 純正のためBONIQに適合
- 保温ルーフ、ジャケットとの組み合わせでおしゃれに
- サイズは3種類から選択可能
BONIQが公式で企画・販売しているものなので、買ったはいいものの合わなかったらどうしよう…という余計な心配なく使えるのが良いです。

まとめ

コンテナ選びのポイントは次の4点でした。
- 深さ:15cm以上
- 容量:5~12リットル
- 厚み:できるだけ薄いもの
- 耐熱:100度に耐えられるもの
もしお使いの低温調理器が600W程度の旧式のものなら、加熱時間を節約するため少なめの容量を選ぶべきです。
また、本記事でおすすめしたコンテナを再掲します。
- アスベル キッチンボックス・・・4人分程度
- 無印良品 両手鍋 約6.0L・・・2人分程度
- BONIQバルクアップコンテナー・・・BONIQ純正
基本的にはアスベルキッチンボックスか無印良品の両手鍋をおすすめします。

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